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普通の日記・雑談一般。 日々思うコトや、連絡取りづらい人への私信。 たまに80年代アイドルの話なども… 尚タイトルにつきましては、某「ココナッツボーズ、略してC-C-B」の曲とは関係ございません(笑)







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2024/05/17(Fri)08:06:53
リインカーネーション★☆
はっ!!生まれ変わっちゃったYO!!



今日はオススメの本を紹介するよ。



マイナス・ゼロ
広瀬 正 (著)

国産のタイムマシン物の最高峰と言って良い作品。
時間の連環に巻き込まれた男の話なんですが、かなりプロットが練りこまれていて、通常時間物を読んだときに感じる疑問や矛盾点などなく、違和感なく読み進めることができます。
おそらく作者自身、かなり思考実験を繰り返したのではないかと思われます。
あと、昭和という「時代」の描写が素晴らしいです。
昭和ヒトケタ年代というと古臭くてダサイみたいなイメージがあると思うのですが、風俗が違うだけで昔も今も基本的に人間なんて変わらねえなあと思います。
ああ、あらすじは…ちょっと複雑すぎて書けません(笑)
スイマセン。

作者は天性の長編作家だと思います。
この作品もかなり文章量があるのですが、無駄と思える個所が無く、
必要不可欠な長さなのだということを感じさせます。
前作「タイムマシンの作り方」はショートショートの集成で、
これもかなり面白いのですが(化石の街などは秀逸)、マイナスゼロと比較するとやはり長編のほうが背景の世界を描けているので魅力的に見えます。

広瀬正作品で自分的に順位をつけると、

1・マイナス・ゼロ
2・タイムマシンの作り方
3・鏡の国のアリス
4・T型フォード殺人事件
5・エロス
6・ツィス

ですかね。
ただ、4位は「T型フォード殺人事件」というよりは、同時収録の「立体交差」がすきなんですけどね。
ツィスは時間物ではないんですがそれなりに面白いです。
一種のパニック物なんですが、ただオチが弱いと思います。
人によっては「そりゃねえだろ」とか思うかもしれません。
あとオススメは「タイムマシンの作り方」の巻末にある『時の門』を開くです。
ハインラインの「時の門」を時系列(?)で検証しているのですが、
これ読むと根っかrの時間物好きだなあということが分かります。

どっちかちゅうとSF読まない人に読んでほしいです。


dwdw
PR

2006/07/03(Mon)01:02:20
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科学剣・稲妻重力落とし
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一度空中に浮かび上がり、
そこから一気に落下して、
勢いで敵をブッた斬ります。
オプションで稲妻が付いてきます。
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